今回は岡山県にある離島、真鍋島へ行ってきたレポートです。
この真鍋島へ行った理由としては、PS2のSIREN2というゲームの舞台になっていてそのゲーム内で使われた光景を見てみたかったからです。
といっても自分はホラーゲームが苦手のため、SIREN2自体を遊んでおらずSIREN2の攻略本のようなアートブックを見てその舞台へ行ってみたいと思い、それを実現した形になります。
真鍋島へは07年と24年の2度行ったため、それらの写真を合わせて紹介していければと思います。
※今回の記事の写真は07年中心の写真です。24年の散策は動画で行っていますが、その中の動画の景色は07年とほぼ変わらないものとなっているため、写真は07年中心にして24年の様子は動画中心で残しておこうと思います。
真鍋島へは朝早くに起き、そして電車とフェリーの時間に注意しながら行動を
まずは真鍋島への行き方です。
真鍋島へは笠岡駅から徒歩10分ほどのフェリー乗り場から行くことができます。
三洋汽船さんの時刻表を見て貰えばわかるように、基本的には午前中の早い時間と午後に数本あるだけでフェリーの本数は決して多くはありません。
自分は9時のフェリーに乗りましたがこれを逃すと次は11時と結構な間が空いてしまうため、時間には最新の注意が必要です。
特に笠岡駅まで行くのに山陽本線の本数も結構少ないために、電車の時間までしっかりと確認しながら行動しないと乗り遅れてしまう可能性が大いにあります。
遠くから訪ねる場合はホテルの場所などに工夫が必要になるかと思います。
真鍋島の街並み、そして真鍋中学校は一見の価値あり
真鍋島へはフェリーで1時間ほど。
街並み、という言葉が正しいのかわかりませんが、島の様子は2007年に訪ねた時と2024年に訪ねた時とでそこまで大きな変化はなく、古い家々が規則性なく立ち並んでいて路地裏好きにはたまらない景色が広がっています。
沖縄の離島とまでは言いませんが、それに近い島独特の街並みといったものが形成されており、写真などを撮るのにいいかもしれません。
島は主に2つの居住区に分かれており、1つはフェリーの発着場となる本浦港、そしてその東側に位置する岩坪港エリアの2つです。
本浦港側の居住区には一つの観光スポットである真鍋中学校があります。
2007年に来た時の写真を中心に載せますが、この頃は中にも入れて色々と見学することが出来ました。
2024年に訪問の際は夏休み期間を過ぎたということもあってか中には入れず、しかも「最後の運動会」が実施されるというようなことも書かれており、島内の少子化によりいよいよ小中学校の廃校が決まりそうな雰囲気が漂っています。
岩坪港エリアは広くはないですが坂道の中に家々が建てられており、かなり印象深い光景に出会うことができます。
街並みを映した写真集なんかによく使われる風景なんかも、この岩坪港エリアに存在しています。
野良猫の数も多く、かつて「猫島」と呼ばれているだけあった様相を見せてくれます。
島内には商店の類はほぼ無く、飲み物が欲しい時には本浦港に1つだけある自動販売機を利用する必要があります。食べ物が欲しい時はどこか空いているお店に行く必要がありますが、お店自体がちゃんと開いているかどうかがあいまいなため、飲み物食べ物はフェリーに乗る前に用意しておくべきでしょう。
ゲームの舞台としての真鍋島にはここの写真の他にもゲーム内に登場する滑車の運搬機なども実物が見れるようです。自分はアートブックの知識だけでこの島内を巡ってそれっぽい風景に感動していましたが、もしもゲームをプレイした人ならばさらに感動できる光景を目にすることができることでしょう。
街並みを見るだけであれば2つの港湾を2時間ほどで歩き回れるため、日帰りでの探索も十分可能です。
自分は2024年時の訪問では慣れていたのもあって9時に乗って12時のフェリーで帰ることが出来ました。
07年の時はユースホステルに泊まったのですが、現在は別の宿に変わってしまっているようです。特に釣り目的の方々が泊りがけで真鍋島に来ている模様で、意外と多くの島民以外の人たちの活動を見ることが出来ました。
ゲームをしたことないのにゲームの景色を見るために訪れた島ですが、そうしたきっかけでも訪れて良かったと思える素敵な景色に溢れた島になっているので、もしも岡山や広島周辺へと長期に旅行することがあれば、こちらの島を訪れてみて欲しいところです。