結論としては「たぶん大丈夫」です。
先日岐阜に日帰り旅行をしに行ったのですが、岐阜駅前のニュースで飛騨高山方面で雪が降っているというのを目にし、急遽高山まで行きそちらで観光をして宿泊をしました。
そしてこのまま高山から帰るのももったいないと思い、どこか近くの別の観光地にも足を運ぼうと調べていたら、白川郷があり高山からも高速バスが出ているのを知りました。
ただ高速バスはほぼ全てが予約制となっており、前日かつ雪の降る白川郷という観光シーズンということもあってか、バスは予約がほぼ埋まっている状態。
午後2時以降ならば予約は取れるものの1時間かかる道程で観光と帰りの時間のことを考えると利用することはできません。
あとは予約の必要のない自由席で乗れるバスに乗るしかないわけですが、こちらも決して本数が多いわけではない上に、ここまでの予約状況では溢れて乗れないのではないという不安がある中で、高山観光の翌朝早くに高山駅前のバス停へと向かいました。
観光シーズンはバスターミナルは人だらけ、その分臨時バスを発車してくれるため予約が無くても余裕あり
予約がなくても乗れる自由席のバスは以下のように8時台・10時台と早い時間帯では2本しかありません。
さすがに遅くなると帰りが厳しくなるために8時50分のバスに乗ろうと準備し、発車の30分前には並んでおこうとホテルをでて8時15分ごろにはバス停に着きました。
ところがその時点でなんと自由席用の観光バスには20人ほどの行列が。
1つの観光バスにつき50人前後が乗れるはずなので、それを考慮すればなんとか滑り込めたということになりますが、もう少し遅れていたら危うい状況でした。
並び始めて数分も経たないうちに自分の後ろにさらに10人以上が並びだし、バスの発車時刻まで30分近く残っているのにこの行列はどうなってしまうのかと不安にさせられました。
ところが8時25分ごろに時刻表にはない自由席の臨時バスがきて、予定の8時50分よりも早い時間で白川郷へと行くことが出来ました。
バス停にいた係の方に聞いたところ、自由席のバスは「乗りっぱぐれがないように臨時便を人数分ちゃんと出すから安心して良い」とのことです。
やはり雪の白川郷という観光シーズン、インバウンド需要による観光客の増加といったところに対応するため、時刻表にはない臨時便や増便といった形でしっかりとバスに乗れるようになっており、予約が取れなくても自由席という形で行くことができるようです。
結局8時30分前に高山を出発し、9時40分ごろに白川郷へ着くことができて予定よりも早いタイミングから観光をすることが出来ました。
帰りのバスは予約していたものの、キャンセルが多く比較的自由に次の場所を選ぶことが可能
帰りのバスについても比較的自由に当日買えたのでそちらも記録を残しておきます。
帰りのバスもやはり予約はほぼ埋まっており、12時から15時辺りまでのバスは軒並み予約済みとなってしまっていました。
特に金沢行きのバスが埋まってしまっており、帰りは金沢観光をしてから帰ろうとしていた身には行きと同様に選択肢が狭められて困ってしまいました。
そのため予約時点では15時過ぎの富山行きを予約していたわけですが、流石に何時間もいれるほどの観光スポットが無かったために13時過ぎにはちょっとやることがなくなってしまいました。
そこで少しゆっくり座ろうと白川郷のバスターミナルへ向かったところ、その場で案内がされており購入可能なバスの中に予約で埋まっていた金沢行きの13時50分のチケットが座席ありで販売がされていました。
これは良いと元々のをキャンセルして金沢行きチケットを購入し乗ったところ、予約完売されていた便にも関わらず、隣に人はいないしところどころ空いている状態になっていました。
どうやら他の人も観光時間が余ったために早い便に変更したり支払いを直前まで行わずそのまま取り消し扱いになるために、キャンセルによる席の空きが出ているらしく帰りの便も「予約必須」とはなっていないようです。
このように雪の白川郷という人気の観光シーズンであっても、白川郷行きの高速バスは時刻表にはない臨時便などで対応をしてくれており、場所的には僻地ではあるもののしっかりと観光客対策をしている優秀な観光地であるようです。
自分のように前日に白川郷行きを決める、という状況は少ないと思いますが、バスの予約が取れなくても意外と現地にしっかりと行ける、というところは知っておいて貰えると旅行の仕方に幅が広がるかと思います。
ただし白川郷は観光客だらけで静かな雰囲気とは異なるので注意
なお注意点としてはこれだけ予約が埋まり臨時便の出る状況ということもあり、白川郷は観光客であふれており静かな雰囲気では楽しめないものになっています。
高速バスでの観光客以外にも中国人向けの観光バスがガンガン入ってきており、現地にいた4時間の間に人の流れが収まることが無く常に外国の言葉で溢れているような状況になっています。
そのため静かな環境で楽しみたい、というのが非常に難しいものになっているため他の観光地へ行った方がもしかしたらよいかもしれません。