この記事では人生の暇を散歩で埋めるのに適したスポットである「東池袋周辺」について紹介していこうと思います。
散歩の楽しみ方は色々とあるかと思いますが、今回は「再建築ができないぐらいに道が狭いがゆえに生まれているカオスな路地空間」といったところを楽しむ旅に出掛けました。
こうしたスポットは主に東京の東側なんかでよく見られる光景ではあるのですが、今回は都内屈指の繁華街で交通の便もよく、散歩の後にも普通の買い物とかが楽しめる東池袋周辺を選びました。
正確なエリアとしては東池袋・雑司ヶ谷・南池袋・大塚といったエリアになり、都電荒川線の東池袋四丁目駅から雑司ヶ谷駅周辺の「カオスな路地」に飛び込み、入り組んだ通路を迷い歩く楽しさをお伝えできればと思っています。
ふらふらと街中を散歩するのが好きな方はぜひ押さえておいてもらいたいスポットなので、周辺の写真をいくつかのせておこうと思います。
東池袋周辺の「カオスな路地」は失われつつある、なので時間があるうちに一度は行ってみてほしい
まず最初にお伝えしたいのは、今回楽しみにしていた「カオスな路地」といったところが昔に比べて縮小しており、整備されて画一的なマンションや住居といったものが増え、面白みに欠ける街並みがところどころ出てきてしまっている、ということです。
もう何年も続いていますが、都電荒川線の線路沿いが大規模な再開発の対象となっており、その影響で散歩しがいのある入り組んで趣のある路地・路地裏といったものが消えてきてしまっています。
過去に散策した時には非常に楽しめる空間が線路沿いを歩けば見つかったものなのですが、それが徐々に減りだしてきている状況のためもし今回の記事で行ってみようと思ってもらった場合には、なるべく早めに行っておいて欲しい所です。
昔はフェンスと一部のエリアのみの工事でしたが、今では多くの家が取り壊されて広い範囲が工事エリアになっています。
今後さらに工事エリアが広くなることはないかと思いますが、再開発自体は続いていくことと思われるため、もしこの東池袋周辺の散策を楽しむのであればちょっと急いだ方が色々と見ごたえがあるかと思います。
東池袋四丁目駅周辺の様子
まずは都電荒川線の東池袋四丁目駅から探索をスタートします。このエリアは主に線路の東側のエリアに歩いてて楽しい景色が広がっています。
駅の北側の踏切を渡って東側に行くと商店街があります。こちらは昔から閉まっているお店が多くありましたが、それらが中規模のアパート・マンションに建て替えられており、商店街感は少なくなってしまっています。
この商店街から適当に気になった脇道を進んでいけばカオスな路地へと迷い込むことができます。
少なくなったとは言え、都内の繁華街すぐそばのエリアでこの狭い路地のカオス感を楽しめるのは貴重です。
各所に趣のある建物が残存しており、池袋からすぐそばの場所に広がる光景とは思えないものになっています。
個人的には色々な種類の『階段』が好きなのですが、この周辺の住宅が持つ階段は「階段マニア」におすすめできる独特なものが多く、それを見る楽しさもある一角です。
雑司ヶ谷駅周辺の様子
東池袋から高速道路の南側へ進み、雑司ヶ谷霊園の周辺や線路の西側周辺を今度をは歩いてみています。
この周辺は再開発が特に線路沿いにおいて進んでおり、都電の線路沿いや踏切周辺にあったカオスな空間というのが無くなってしまっています。
それでもまだまだ狭く入り組んだ路地や普段の生活領域では中々お目にかかれないような建物が残っているので、楽しく歩ける空間であるのは確かです。
住宅街として再開発されつつあり、子育てセンターなんかも建てられ始めたエリアですが、まだまだ古い建物や商店街の名残といったものが現存しており、減ったとは言えカオスさが感じられます。
ところどころまばらにカオスな空間が点在するのみにはなっていますが、まだまだ歩いていて楽しい密度の高い路地が多く、やはりこの周辺は散歩好きなら一度はふらついてみる価値がある場所です。
線路の西側には鬼子母神堂があるため、こちらにも立ち寄るといいでしょう。
境内には駄菓子屋「上川口屋」さんが。駄菓子屋がある、というだけでも興奮させられるのにそのとても令和とは思えない様相で残っている姿は感動すらあります。
なのに今回写真を撮り忘れてしまいました・・・。多分ドラマとかでも使われているはずのため、見覚えある人もいるでしょう。ぜひ詳しくは実際に足を運んでみてもらうか、Googleマップの写真から確認してみてください。
この周辺は池袋駅に近くなるということで目立つような入り組んだ路地や趣のある風景というのは鬼子母神堂近くの参道周辺ぐらいしか見つけられなかったですが、古い商店街なんかの佇まいはすぐ近くに池袋の繁華街があるとは思えないほどです。
徐々にカオスが消滅中なのでお早めに 散歩体験として間違いなく楽しいエリア
今散歩しても十分なカオス感のある街並みではあるものの、次第にそれらが無くなっていく空気感といったものが四方の開発状況から感じられ、これらを楽しめるのは期間限定な可能性があります。
そのため散歩好きだったり近場であるということであれば、この東池袋周辺は早めに散策してみて欲しいところです。
単純な散歩体験として非常に楽しいですし、その街並みや路地のすぐそばから感じられる人々の生活感といったところは色々と刺激的な体験になります。
帰りは池袋東武の12階、天龍の餃子を持ち帰って家族と食べましょう。
なお以下の写真はどこに出すこともなく埋もれていた、2010年代半ばぐらいに同じ地域を散策した時の写真を載せておきます。この記事序盤にも載せていますが、当時もやはりカオスさのある空間で楽しかったです。