東京都のお祭りの中でも大規模なお祭りの一つである府中市の「くらやみ祭り」。
4月の終わりからゴールデンウイークの中心でピークを迎える5、6日にも及ぶお祭りで、期間中は府中駅前がまさに「お祭り騒ぎ」となり住宅街にも巨大な太鼓が現れたりと規模の大きさが目につきます。
今回はこの「くらやみ祭り」の歴史・・・といったところは置いといて、その雰囲気や屋台の様子といったところを写真でレポートしておこうと思います。
個人的にお祭りの雰囲気や独特の熱気といったところ、またそうした中で屋台で買ったものを食べるのが好きなので、その辺りどのような様子なのかが伝わればと思います。
大國魂神社敷地内だけでなく府中駅前全体が賑やかになる
くらやみ祭りに限らず、府中市ではイベントごとや大國魂神社のお祭りの際には府中駅前の大通りを歩行者天国化をして催しを盛り上げてくれるわけですが、このくらやみ祭りでは旧甲州街道も一部封鎖し、周辺道路もお神輿・大太鼓の進行のために交通整理を行うなど規模の大きさが普段と比べても異なります。
府中駅前全体を使って数日間このくらやみ祭りが実施されることになります。
各日祭りの内容は異なっており、くらやみ祭りとの名前から夜に行事が行われることが多いです。
馬を走らせる競馬式や5月5日の大例祭では神輿御渡などが行われます。
自分が行ったタイミングでは萬燈大会と呼ばれる傘のような万灯を各地域の人が持ち上げ競い合う行事が行われていました。
屋台には「お化け屋敷」もやってきて規模の大きさが伺える
そしてこのくらやみ祭り中の大國魂神社の敷地内、境内の様子はこんな感じです。
写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、本当に凄い数の屋台が立ち並び、さらに人の数も多くてゆっくりとしか進めない状況になっています。
屋台はいわゆる焼きそばやたこ焼きなどオーソドックスな飲食系の他にも、大きなお祭りにしか中々出てこないアトラクション系のおもちゃ屋や、お化け屋敷といった非常に珍しい屋台が揃っています。
お化け屋敷の存在は噂では聞いていたものの、実際に見ることが出来て非常に嬉しい体験でした。
中に入ってみると正直大人が楽しむものとしては微妙ではあるのですが、脅かされた子供が悲鳴をあげたりと子連れ向けのアトラクションとしてはお祭りの屋台としては珍しい体験ができるのは間違いないです。お祭りの空気感と合わせて特別な空間として面白さを提供してくれます。
食事環境としては境内の一部に開かれた空間があって、そこで多くの人が立ち食いをしたりちょっとしたコンクリの出っ張りに座って食事をしていました。
また境内に沿った道も車の通りがほぼなく地面にはなりますが座れる場所が少しあり、ゴミ袋がいくつか用意してあって屋台で買ったものを立ち食い座り食いすることができるようになっています。
くらやみ祭りの歴史やその意味、といったところも大事かと思いますが、個人的にはお祭りと言えばその空気感や熱気といったところを身体に感じることが一つの大きな楽しめるポイントになるかと思っており、このくらやみ祭りの様子はそのような「体験」を強くすることができるものになっています。
体験としてのお祭りとしては一度は参加する価値があると感じたのがこの府中・大國魂神社のくらやみ祭りです。
毎年ゴールデンウイーク期間に実施してくれるために行きやすいかと思いますので、ぜひ今回の記事を読んで気になったら行ってみてください。