サッカー観戦のために名古屋に数日旅行をしたのですが、サッカー観戦当日にキックオフまでしばらく動ける時間があったので熱田神宮に行ってみました。
熱田神宮自体が目的、というわけではなく、そのすぐそばにある商店街のさらに奥まった場所にある『神宮小路』地帯を訪ねてみたかったからです。
なんでも土地の保有者や建物の保有者の所在が分からないものがあるため、再開発も微妙に進んでいない地域ということで面白い景色が見れることを期待していきました。
結果としてかなりエモい風景を見つけることができたので、今回はそちらのレポートをお送りしたいと思います。
※今回の散策は動画撮影をメインにしているため、当サイトに載せてある写真は全て動画からの切り抜きとなっています。元動画の方が高画質かつ様子も伝わるかと思うので見てもらえればと思います。
メインストリートは閑散としているが、神宮小路周辺だけでも見るべき価値のある風景
熱田神宮へは名古屋駅から非常に近く、観光中に時間が余分にできた時なんかに行くのにちょうど良い感じです。
熱田神宮すぐそばの商店街に関しては、来るのが早かったこともあってか開いていないお店が多く閑散とした印象でした。
来るのが早かったといっても10時過ぎかつ土曜日ではあったので普段からこれに近い様子なのかもしれません。
こちらの商店街に関してはそこまで見るべきところはないのですが、その脇というか裏にある神宮小路周辺はかなり見ごたえがあります。
まず神宮小路については再開発の関係で狭い空間しか残ってはいませんが、それでも十分に凝縮された「カオス」感が感じられて高揚感のある散策を体験できます。
撮影後に気付きました一部どうやら住宅地の部分もあり、商店エリアとほぼ密着した形で住宅があるという昔の飲み屋街の形態を残しています。
お店の中にはインベーダーをあしらった外壁の店があったりと意外に洒落た雰囲気も感じられるところもあり、まだまだ再開発の波に飲まれずやっていける様子がうかがえます。
神宮小路自体は狭いエリアなのですぐに歩きつくしてしまいますが、その周辺にはさらにカオスな空間が広がっており写真映えが期待できます。
神宮小路からすぐ北側にある住宅や商店の跡地が残っているエリアでは、一部の商店・住宅・土地の保有者がはっきりしていないためか、この周りで行われている再開発の手が伸びておらず、朽ちた建物がそのまま残っている状態です。
特にヘルス風俗店の裏手にあるエリアは、結構な年月放置されている様子が見られるものの、手が出せない状態が続いていることによってとてつもないカオスな雰囲気が醸成されています。
建物の老朽化の具合も錆びとかのどころではなく、一部では内部と外壁が崩落しているような建物もあり、かなり引き込まれるものがあります。
放置されているものも年季の入ったブラウン管テレビで、長い間手付かずの状態が続いていることが伺えます。
かといってそういったところばかりではなく、普通に営業しているお店があったり住んでいる人の生活音も聞こえたりするので、それらも合わさってやっぱりカオスな雰囲気が醸し出されています。
今回は動画で歩く様子を中心に撮影したため、細部まで寄ることが出来ませんでしたが、もっともっと細かいところに注目していけばより写真映えのするスポットであるのは間違いないでしょう。
歩いているだけでも結構ワクワクさせられる空間になっているので、こうした廃退した路地裏的空間が好きな人は名古屋に行った時に足を運んでみてもいいかと思います。
この後自分は熱田神宮にお参りしてそのまま豊田スタジアムへと余裕を持って行くことができたので、サッカー観戦などのスポーツ観戦のついでに名古屋周辺を散策しようと考えていた方にも、こちらは候補にしてみてもいいんじゃないかと思います。
決して長時間楽しめる場所ではないものの、この光景を見ることはオススメしたい体験の一つと言えます。