散歩

日野市の水路を散策してみた

きっかけはこちらのツイート。

日野市の住宅街に流れる水路が綺麗だ、というツイートがバズっていたのですが、「そういえば夕闇通り探検隊の聖地巡礼をしてる時にも何度か目にしたなぁ」、と日野市を歩いていた時のことを思い出し、「じゃあ今回は用水路メインに日野市を歩いてみよう」と思い立ちました。

実際このツイートの水路が綺麗なので見ておきたい、というのもあるため、データベース的に参照してもらえるように日野市周辺で見つけた水路といったものを今回は紹介していこうと思います。

豊田駅周辺

日野市は広く、その全ての水路を網羅し見に行くことはおそらく無理かと思うので、駅単位でその周辺で見つけた水路を紹介していこうと思います。

中央線の日野駅、豊田駅、それに多摩川を挟んで京王線沿いの高幡不動駅といった結構距離のある形で駅が離れているので、1日で回ることを考えるよりもまずは近くの駅から始めるようにした方がいいでしょう。

まずは中央線の豊田駅周辺で見られる水路です。

黒川清流公園

豊田駅北口、旧多摩平団地のそば(夕闇通り探検隊のパッケージの場所)にある黒川清流公園はその名からわかる通り、清流の流れる公園となっておりまずここだけでも日野市の水路は見ごたえがあります。

公園は上下に分かれており、下の水路中心のエリアと上の林道のエリアがあり、基本的に下側のエリアが水辺のある場所となっています。

黒川清流公園の水辺側ではその水辺の環境を楽しめるように整えられています。

池の中に建てられたあずまやや子供が遊べるエリア、それに水路自体も綺麗にされているため透明な水がしっかりと活きるものになっています。

住宅街を結構しっかりした水路が通る光景は、同じ東京では中々見ない日野市ならではのものになっており、ちょっと非日常な風景を楽しめます。

中央図書館湧き水・豊田小学校周辺

こちらは豊田駅の南口のエリアです。

まずは若宮神社から豊田小学校を向かう道のりに綺麗な水路があります。

この後の探索でも出てきますが、こうした水路があちこちに顔を出してくるのは日野市のすごさです。

豊田小学校周辺では大きめの水路が。これはどこも共通していますが、普通に魚が多数泳いでるのは凄いです。

生活排水的なものが流れているわけではなく、地下水を中心とした湧き水で出来上がっている水路であるのがわかります。

この豊田小学校の近くにあるのが中央図書館。

ここには建物裏側に「湧き水」があり、透明で綺麗な水が「毎秒17リットル」という量で湧いています。

東京都の名湧水57選に選ばれている湧き水の一つで、この周辺の住宅街と水路はかなり澄んだ水が流れています。

最初に紹介したTwitterの湧き水の画像・動画も正にこの場所であり、住宅街に澄んだ水が流れている様子は結構興奮させられる異質な光景です。

一応Twitterと似たようなアングルで写真を撮りましたが、時間帯が遅く太陽光がうまく入りませんでした。

中央図書館周辺は水が綺麗な一方、水流も相当に早いために若干穏やかな雰囲気ではない点がちょっと水の綺麗さと比較してギャップが強いです。

池のようになっているところやあまり整備されていない水路の水も綺麗なたま、この周辺の水路は見ごたえがあります。

日野駅周辺

続いては日野駅周辺です。

こちらは南口で歩けるエリアを探索しています。

ちなみに上の画像は日野駅南口すぐのところで、夕闇通り探検隊の聖地である「カーブミラー」へと続く道の水路です。

日野第一小学校周辺

日野駅南口にある第一小学校脇には、日野用水と呼ばれる水路があります。

そこまで綺麗なわけではありませんが、住宅街を流れる水路としては澄んでおり魚も多数見られる水路です。

やはり湧水が周辺には豊富なのか、日野第一小学校には他の小学校では見たことがない「水車」が設置されており、湧水が汲み取られてその水車が回る様子がありました。

浅川に繋がる水路

日野用水から多摩川寄りに北上する浅川に繋がる水路が住宅街を流れています。

日野児童館そばを流れる水路となっており、結構流れは激しいものになっています。

多摩川沿いということで多摩川氾濫時の想定浸水の深さが2mと結構な水害危険地域なので、中々日々を暮らしていくには覚悟が必要そうです。

細かな水路が派生しており、暑ささえなければもっと色々と探索したかった所ではあります。

高幡不動駅周辺

続いては京王線もしくは多摩モノレール線の駅である高幡不動周辺の水路を見ていきます。

個人的には日野市のイメージは中央線沿いのイメージが強いのですが、こちらの路線にも日野市に設置してある駅が多いため、その一部としてこちらの高幡不動駅周辺の水路を確認してみようと思います。

向島用水親水路・向島緑地

高幡不動駅の近くを流れる浅川そばから派生している水路が向島用水路です。

こちらでは小学校の裏手から、住宅街へといくつか派生していく水路が流れています。

水路の途中には広く池と化したエリアや、水車小屋なんかがあり結構見ごたえがあります。

この水路はそのまま住宅街に流れていっているのですが、こちらも結構綺麗で他の住宅街の水路にはない光景なんかがあり楽しいです。

水路の前に門が設置してあったり・・・

お屋敷っぽい家の前を綺麗な水路が流れてて雰囲気があったり・・・

とにかく東京の一部、ということを忘れてしまうぐらいに水路の多さが目立つエリアになっています。

高幡不動駅周辺は駅前のごくわずかなエリアを散策しただけではありますが、それでもこれだけの景色が味わえるのは凄い所です。

夏場に散策したことで長時間探索することができませんでしたが、それでもこれだけの特徴的な水路の景色を見ることができるのは日野市の特徴と言えそうです。

東京の他のエリアでは味わえない水路と暮らす街

軽い気持ちで日野市の水路散策をしてみましたが、予想以上にその水路の多さにちょっとびっくりさせられました。

これまで結構多くの東京の街をなんの目的も無しに歩いてきましたが、ここまで水路にぶち当たった記憶というのはなく、水路と共に暮らしている日野市の様子はシンプルに驚かせられる光景でした。

これでも日野市の大きさを考えると氷山の一角と言える数しか取り上げていないため、本格的に調べていくとさらに面白い光景を見つけるのも可能なのではないかと感じさせられます。

全エリア徒歩で歩き回りましたが、ここまで水路が多いならレンタルサイクルなどを活用した方がもしも現地へ行ってみようと考えているなら有効かもしれません。

結構楽しい散策だったため、また機会があれば更なる水路を見つけるために歩いて追記をしてみようと思います。