「安行寒桜」の群生地である北浅羽桜堤公園でちょっと早い満開の桜を楽しんでみました。
今回紹介するのは、関東では例年3月中旬頃に満開を迎える「安行寒桜」が多くある「北浅羽桜堤公園」の様子です。
ここでは全長1.2㎞にわたって安行寒桜が植えられており、時期が合えば非常に美しく綺麗な風景と出会うことができます。
少し早い桜のお花見スポットとして河津桜に次ぐタイミングで満開となるので、例年3月頃に予定に空きができたら開花情報を確認するといいでしょう。
坂戸駅または北坂戸駅からバスで北浅羽桜堤公園へ
北浅羽桜堤公園へは車でも行くことができますが、併設の無料駐車場が狭くて回転もそこまで良いわけではなく、周りに有料駐車場のようなものもないので車で向かう場合にはその点を注意してください。
そこまで広い公園ではないため、自分が行った平日でも駐車場は満車であったために行列かつ長い待ち時間といったのは覚悟が必要でしょう。
自分は運転が怖いので電車とバスを乗り継いで向かいました。
バスは坂戸駅、北坂戸駅からそれぞれ北浅羽桜堤公園近くまで出ています。
土日であれば開花時期限定で北坂戸駅からシャトルバスが出ているため、そちらを利用するのがベターでしょうか。
自分は平日に行ったため、北坂戸駅から市営バスを利用しようとしたのですが、急行からの乗り換えのために坂戸駅に降りた時に、北浅羽桜堤公園近くを通るバスがすぐに乗れる状態だったので、そちらを利用しました。
坂戸駅からはこちらのバスが北浅羽桜堤公園近くを通ります。
バス停とその近くには自動販売機ぐらいしかなく、距離としてもそこそこ歩くことになるため、個人的には北坂戸駅からのバスをオススメします。ある程度歩くのが苦でないのならばいいですが、現地の公園内でも歩くことになるので体力と相談してバスを選んでください。
北坂戸駅からならば少し距離は短くなるものの、それでも歩くために平日・バス利用をする際には十分な体力があるときにしましょう。
河津桜とはまた違った透明感のあるピンク色の安行寒桜
ここからは実際に公園の様子を。
ここの桜は堤防沿いに桜が植えられている形になっており、広い公園のような場所ではありません。
基本的に堤防沿いを歩きながらお花見をする楽しみ方になります。
堤防沿いとは言っても川側には桜はなく、田畑側の歩道に桜が植えてあるので、邪魔なオブジェクトが少なく写真とかも映えやすいものになっています。
歩道は舗装されていないため足元には注意が必要ですが、それゆえに風情がありシートを敷いてお弁当を食べている家族だったり、犬を連れて写真を撮っている方なんかが大勢いました。
そこまで景色としては変わり映えのない感じで続くものの、天気の良い日にゆっくり歩くとかなり気持ちの良い空間になっているのは間違いありません。
青空と透明感があり薄すぎないしっかりとしたピンク色の花びらのコントラストは写真越しでも気分を良くさせてくれます。
土日の具合がわかりませんが、平日は河津の桜祭りよりも大分人出は少ないので、多少歩きはするものの平日に向かうことをオススメしたいです。
屋台もなく静かではあるがトイレも仮設なので注意を
平日だから、かもしれませんが、こうした桜の群生地かつ観光スポット的なところとしては珍しく屋台などは用意されていません。
トイレも小さくあまり綺麗ではないものと、仮設トイレが4つほどしか用意されていないため、体調が悪い時なんかは延期するなどの考えが必要でしょう。
また近くにコンビニなどもないため、駅前である程度の準備が必要になります。
静かな場所にあるのはとても良いのですが、観光地的利便性といったところはほぼ期待できないのでその点には注意が必要です。
河津桜が終わった後、ソメイヨシノ満開までの期間で一度お花見をしておきたいなら間違いなくここ
関東圏の話にはなってしまいますが、3月上旬ごろに見ごろを迎える河津桜がひと段落し、全国的に広まっているソメイヨシノの開花まで時間がある3月中旬ごろにどこかでお花見をしたい、という時にこの北浅羽桜堤公園はオススメできる桜の名所といえます。
河津桜ほどではないもののソメイヨシノよりも色が濃く、晴れた日の青空と太陽の光が入った時の透明感といったところは多少疲れていても来てよかったと思わせるものになっています。
もう少し近くに食事処なんかがあるといいのですが、電車からだと川越なんかも近いためその辺りで食事をとるのも旅行の一環として楽しめる要素になるでしょうか。
自分は埼玉ということでうどんを坂戸駅まで戻って食べました。武蔵野うどん、とは書かれていませんでしたが相応のものでした。
帰りはバスだとおそらく北坂戸駅に向かうことになるため、坂戸駅でわざわざ降りる手間はありますが、近くで武蔵野うどん風のうどんを食べたいならばこちらのお店を一応紹介しておきます。
