レトロゲーム巡り

人生が暇すぎるので相模湖まで行ってレトロゲームと釣りを楽しんでみた

あまりにも人生が暇すぎるので、新しい遊び・趣味・暇つぶしを探しています。

今回は都内からいける良い暇つぶし先候補として期待している相模湖に行ってみました。

都内から車でも電車でも行きやすい場所にありながら、大自然を感じることができるということで、大人な感じで人生の暇を消化できるんじゃないかと思いました。

実際には若干子供っぽさもある楽しみ方となりましたが、非常に濃密な時間を過ごせる暇つぶしスポットになっているので、特に中央線沿線に住んでいる人には暇つぶしの一環として訪ね先の一つに入れておくといいかもしれません。

※今回の探索とは別に再度探索した様子を動画にしているのでそちらもご覧ください。

相模湖へは電車でも向かえる

相模湖へは中央線を利用して向かいます。車を使える方はそちらでもいいですが、自分の場合事故を起こしかけてから車がもう運転できなくなったので、サイト全体で電車での利用を前提にしています。

高尾までは普通の中央線で向かい、以降は甲府方面への中央本線で向かいます。

以下の時刻表からわかる通り、相模湖行きの中央本線は1時間あたりの本数が少ない上に間隔が一定ではなく時間帯によっては40分ぐらい待つ必要があるので、向かう時間は気を付ける必要があります。

高尾から相模湖の時刻表

特に午前11時頃の時刻表は2022年現在で1本逃すと最大で50分近く待つことになり、余裕をもって向かわないと今後の予定が大きく変わってしまう時間の消費をしてしまいます。

相模湖駅前にはコンビニ等はありません。ですが自販機やお土産屋さんなどはあるため妥協すれば飲食にも困りません。

相模湖近くに行くとコンビニとガストのようなレストランがあるので、そちらに向かってから利用するようにしたほうがいいでしょう。

駅から相模湖までは徒歩で10分ほど。ただし勾配のある坂道があるので足の状態によってはもう少しかかるので注意が必要です。

相模湖公園で人生の暇を潰す:釣りとボートとゲームセンターで遊ぶ

駅から歩いてくると相模湖公園に着きます。

相模湖全体で見ると徒歩で向かえて楽しめる場所というのがほぼなく、この相模湖公園が唯一といっていいぐらいのエンジョイスポットとなります。(車で来ている場合は別ですが)

この公園には食事処とボート屋兼ゲームセンターが2軒、そして平日の一部の時間帯や休日にしか開かない射的場やスマートボールのある遊戯場、旅館、アイスクリーム屋なんかがあります。

いつ行っても遊べる(はず)ゲームセンターは結構な趣があります。レトロな遊戯台が揃っている上、湖がすぐそばということもあって独特な雰囲気を見せており、この場にいるだけでちょっと楽しくなります。

レトロゲーム好きな人なんかはこのゲームセンター目的で向かってもいいかもしれません。

そのラインナップだけでもかなり魅力的な場所であるのは間違いないでしょう。

お休みの日にぼーっと懐かしのゲームで遊ぶのは悪くない過ごし方です。

ただこのゲームセンターで遊ぶのは注意が必要です。

というのもリサイクル法の施行で遊戯筐体が廃棄された影響で昔に比べるとゲームの数自体が減っていますし、特にレトロゲームの揃っている「振興ボート」さんの方の筐体の多くが故障しておりまともに遊べなくなってしまっています。

2022年夏ごろまではまともに動いていたメリークレーンや桃太郎、それにワンレバーだけで遊べるお菓子すくいのゲームが22年初秋にはどれも故障している状態になっていました。他にも10円ゲームのいくつかが故障に近い動作をしており、ただでさえ減ってしまったゲーム筐体がまともに動いていない状態です。

お店の様子を見ると修理等もする予定がなさそうなので、まともに遊べなくても笑って許せる感じで接してもらい、このゲーム目的でなくその他の遊び方も込みで相模湖を楽しむ形でないと、せっかくの小旅行でやることがなくなってしまいます。

なので今回はゲームセンターで遊ぶと共にボートに乗って釣りをしました。

ボートは先ほどのゲームセンターでも借りれますが、同じ場所で全てこなすのもつまらないのでゲームセンターと反対側にある相武ボートで借りて釣りをしました。

通常1時間1500円ですが、釣り利用だと夕方5時までだと3,500円で手漕ぎボートを借りられるのでそちらを利用。店員さんの若い兄ちゃんもめっちゃ気さくで気分よく借りれました。

バス釣り用に買い揃えた電車でも運べる伸縮可能なロッドと少数のルアー(合計9,000円)と共にボート釣りを行いましたが、

とにかくボートで相模湖を漂うのが気持ちいい!

この日は台風の後ということで、水が濁っておりクリアな水質ではなく流木も多く湖のコンディションは良くなかったのですが、天気が良くて暑さもそこまでではなかったためにめちゃくちゃ気持ちがよかったです。

正直釣りをしなくても、大自然に囲まれた中で水辺でボートを漕いでるだけでも気持ちよくて満足度の高いものになっており、本当にリラックスできる体験ができました。

この「相模湖でボートに乗る」というだけでも人生の暇な瞬間に十分な刺激を与えてくれたのですが、それで数時間も過ごすというのは飽きる場面も出てくるかと思うのでバス釣りも一応しました。

どうせ多くのルアーは使わないということで今回は4インチグラブとハードルアー一つの硬派構成。釣る事よりも釣りそのものをメインで楽しむ感じでやってきました。

ボートの移動範囲は相武ボートからだと以下の赤丸の範囲が限界です。自分はこのエリアに加えてゲームセンターを横切って黄丸の西側に行きましたが、帰りに流れに逆らって進むことになり30分ぐらい手漕ぎボートを漕ぐ羽目になりました。

ボートを漕ぐ時間が増えて釣りをすることができなくなってしまうので、ボートを借りるときは釣りをしたいエリアの近くで借りてその周辺だけにするようにしましょう。

結果としてはボウズでしたが、湖を漂いながらぼーっとルアーを投げてるのは中々に良い時間を過ごせるので楽しいです。

食事処は少ないものの、個性のあるお店が公園内に

なお相模湖の相模湖公園近くにはファミリーマートとガストがあり飲食に関しては不安は少ないと思います。

ただお昼ご飯などの食事をそちらで済ますというのも味気ないかと思うので、今回自分は公園内にある定食屋さんでとりました。

2軒のゲームセンターの目の前にある「河内屋(かわちや)」さんは平日でも営業をしてくれている定食屋で、昔ながらの食事を楽しめる場所になっています。

ラーメンやざるそばのセットなども気になりましたが、自分は今回チャーハンを注文。

ちょっと量は少なめでしたが味は普通だったので問題ありませんでした。お店の中は若干生活感のある空気感ですが、それも古い定食屋らしくて雰囲気はいいです。

※追記:最も安い部類の主食となるラーメンはこんな感じ。いわゆる定食屋のラーメンといったものが出てくるので、一定の年齢層の方には懐かしい味を楽しめます。

ここ以外にも旅館の食事を泊まりなしで利用したり、今回借りたボート屋のカレー屋さんなどもあるので、釣りやボート・ゲームセンターといった楽しみに加えて食事処を巡る小旅行というのも悪くないはずです。

23年1月15日、富士スポーツランドさんが閉店・・・!

※ゲーム関連での追記

さてこの項目は追記となりますが、相模湖に4つほどある射的場・ゲームセンターの1つである「富士スポーツランド」さんが、2023年1月15日をもって閉店する事となりました。

相模湖のゲームセンター「富士スポーツランド」、75年の歴史に幕

日本では終戦直後から営業している古いゲームセンターで、この相模湖の暇つぶしスポットとしても非常に楽しめる場所だったのですが、店主さんが亡くなったり権利関係の問題といったところでいよいよ最後の時を迎えるようです。

映画や音楽のMVの舞台になったことのある趣深い雰囲気のあるお店のため、多くの方に一度は訪れて欲しかった場所ではあるのですが、遊べる時間は残りわずかとなってしまいました。

個人的にはTGS(東京ゲーム相模湖)の舞台として相模湖を目指すきっかけとなったお店のため、無くなってしまうのは非常に残念ではあります。

釣りや古いゲーム中心に人生の暇な時間を埋めてくれた相模湖でしたが、いよいよ風景が変わっていくことになりそうです。

もしこれを読んでいるのが閉店前のようでしたら、土日や年末中心にまだお店は営業してくれるので、ぜひ足を運んでもらえればと思います。

相模湖は人生の暇つぶしスポットとしても、暇つぶし体験としても総合的に見てかなり充実した瞬間になりました。

これが交通費+3,500円~という形で実現するのは悪くないです。釣り道具もまた今度使えることを考えれば大人の出費としては痛くはないでしょう。

晴れてて湖が綺麗な状態ならより気持ちよい体験ができるかと思うので、中央線に乗ってor車で相模湖満喫というのは暇つぶしの一つとして個人的におススメできる内容です。