公園散策

小平ふるさと園と江戸東京たてもの園を散策 レトロな建物を楽しめる刺激的なスポット

小平市には2つの「レトロ系博物館」があります。

それが小平ふるさと村と江戸東京たてもの園の2つです。

どちらも距離的に離れていないため(だいたい2~3㎞ほど)、1日で両方回ることもできるものになっています。

インスタ映えのしやすいスポット・・・になりうる可能性もあり、人生のちょっとした暇つぶしにも最適なエリアにもなりそうなので、今回はこの2つのレトロ系博物館を散策してきたのでそちらの様子をレポートしていきます。

小平ふるさと村

まずは「小平ふるさと村」から。

こちらは小平駅前から徒歩で15分ほど。

距離はそこそこありますが小平駅前の商業地帯から直線で緑化された歩道が整備されており、そちらを線路沿いに歩いていくと安全かつ分かりやすい形で着くことができるかと思います。

小平ふるさと村はかなりこじんまりとしており、ここ目的で訪問すると一瞬で見終わってしまい時間が余ってしまうので注意が必要です。

園内には昔の郵便局や水車小屋といった建物から、古い形式の畑の様子といったものが再現をされています。

そこそこに広い広場が2か所と古い遊具もいくつか用意されており、子供と一緒に訪ねると長く楽しめるところかと思います。

季節ごとにイベントも実施しているため、公式サイトで行事の確認をしておくとより楽しめるでしょう。

土日には小平糧うどんが限定50食で用意されています。

500円であっさりして落ち着いた味のうどんが食べられるのでお昼時にこのうどん目当てで訪問してみてもいいでしょう。

自分は3連休の土曜日に11:30頃訪問してうどんを頼んだ時には9人目でした。先頭に8人の団体がいて、自分の後には4人のお客さんが来ていたので土日50食と言ってもそこまで急いで向かう必要性はなさそうです。

また園内の小屋でうどんを打ちその場で調理している様子が見られるため、そちらを見るためにちょっと早めに向かうのも悪くないかと思います。

江戸東京たてもの園

もう一つは小金井公園内にある江戸東京たてもの園です。

こちらは入園料が必要なタイプの施設ですが、その分敷地は広大で多くの展示物が用意されています。

入園料は大人400円。大正や明治、昭和の時代を中心とした住居や店舗といったものが復元され、実際に建物の中に入ることができます。

小平ふるさと村よりは近代寄りの建築が多いのが特徴です。ちなみにジブリの宮崎駿監督もこの江戸東京たてもの園のファンとのことでサインとかが寄贈されています。

個人的には戦後の時代の商店街を再現したエリアが好きです。

道路の両端に花屋やたばこ店、乾物屋や酒屋などが並び、奥に銭湯があります。

特にたばこ店の番台みたいなでっぱりはフィクションの中でしか知りませんでしたが、実際に見れて感動させられます。

商品も空き缶・空き瓶ではあるものの当時の商売中の様子が再現がされており、当時の状況というのが伺い知れるものになっています。

別のエリアでは時代ごとの建物が再現されています。

室内に入ることができる上、どれも結構中が広いが特徴です。

注意表記の看板が多いため写真を撮る時には作品じみた・SNS映えするような写真が撮りにくくはあるので、その点は注意が必要でしょうか。

また靴は脱いでビニール袋に入れて持ち歩くことになるため、両手が空いている状態が望ましいです。両手で固定が必要な大きいカメラなんかを持っているとちょっと楽しめないかもしれません。

典型的な和風の建物だけでなく、洋風の建築物も多いです。

全体的に博物館的な展示にはなってしまいますが、現代の街中ではまずお目にかかれない建物が多いので楽しめるのは確かです。

なおこちらの江戸東京たてもの園では飲食店が3か所用意されています。小金井公園の軽食スポットと合わせると6か所もこの公園内には食事をとる場所が用意されていることになります。

たてもの園内ではまず入口のカフェが一つ、そして洋館風の建物エリアに洋食カフェが一つ、そしてもう一つ先ほどの商店街エリアにうどん屋さんが一つあります。

今回は小平ふるさと村同様にうどんを食べてみました。

ふるさと村同様に武蔵野うどんを主軸にしたラインナップとなっています。

ふるさと村の武蔵野うどんよりも味は濃い目で、素朴さよりもしっかりとした昼食向けの味付けとなっています。

あまり店内が広くないため、お昼時だと混雑してしまっているので時間をずらして行くのがベストでしょうか。

男性だと大盛で丁度良い感じです。

個人的に最も気になったのは江戸東京たてもの園のマスコットキャラクターらしい「えどまる」くんのぬいぐるみ。

先ほど話題に出た宮崎駿監督デザインのオリジナルキャラクターとなっています。

600円からぬいぐるみが買えるのですが、非売品のデカいぬいぐるみが素で欲しくなるクオリティとなっており、なんとかこれを手に入れられないものかと思わされます。

クッションとして形状がぴったりなのでソファとかに置いておきたい丁度良い大きさ・・・。

残念ながらここでは手のひらサイズのぬいぐるみしか売られていませんが、いつかオンラインショップとかで受注生産品としてでもデカい方を販売してもらいたい・・・。

落ち着いた雰囲気でありながら感覚を刺激される空間、そしてうどん好きにもおすすめなエリア

どちらかというとメインに行くべきはその広さ的に江戸東京たてもの園の方になるかと思いますが、どちらのスポットも落ち着いた雰囲気でリラックスできる空間でありながら、結構知的好奇心を刺激してくれる建築物が揃っています。

天気のいい日であればどちらも快適に楽しめて暇つぶし以上に満足できるエリアでしょう。

また両方のエリアで提供されるうどんが地味に美味しいためそれ目的でちょっと足を運んでみてもいいと思います。もう何度か行ってみようと個人的にも思っているぐらいです。

2か所を巡る場合は自転車や車、公共交通機関を利用する必要がありますが、それでも場所的に小金井公園近く・小平駅近くということで移動手段にはまず困らないでしょう。

建築物といったところに興味はなくても、古いものを見る時に味わえる興奮といったところが確実に得られるため、人生の暇つぶしスポットとして優れたエリアであるのは間違いありません。