都立公園開園150周年記念のスタンプラリーに参加してからというもの、スタンプラリーに参加したいという熱が高まっており、色々と情報を追いかけています。
基本的に都内かつ多摩地域で実施されるものに優先的に参加するようにしているのですが、この2023年秋からまた面白いスタンプラリーが行われているようなのでそちらに参加をしてみました。
それが「森の地図スタンプラリー」です。
https://chuosuki.jp/event2/morinochizu/
武蔵野エリアの各市の後援とJRや京王電鉄が協力した中央線沿線を中心としたスタンプラリーで、自分の住んでいる地域に近くて既に参加している都立公園のスタンプラリーの延長で楽しめることから、新たにこちらもやってみようと考えました。
武蔵野地域の狭いエリアに多くのスタンプポイントが用意されていて、自転車や公共交通機関を使えば数日で全てを回ることもできるために、近所の人であれば結構気軽に参加できるスタンプラリーになるかと思います。
中央線・京王線沿線にお住いの方なら参加してみる価値のあるイベントかと思うので、今回はこちらの「森の地図スタンプラリー」についてを紹介していこうと思います。
参加景品も貰える武蔵野地域の自然が楽しめるスタンプラリー
この「森の地図スタンプラリー」は西国分寺から吉祥寺周辺の公園や文化施設を中心に実施されます。
スタンプラリーは台紙を使った「リアル」なスタンプラリー20ヶ所と、スマホのアプリを利用した「デジタル」の「+30」ヶ所を回ることができるものになっています。
基本的に「リアル」と「デジタル」のどちらも並行して参加する形になり、「リアル」は主に公園や文化施設を中心として「デジタル」はそこに名物的な建物や駅が追加されるものになっています。
デジタルのスタンプラリーはスマホアプリ『中央線で暮らす』内にあり、「リアル」のスタンプラリー台紙は以下の公園に用意されています。
A都立武蔵国分寺公園/B武蔵国分寺跡資料館(国分寺市立歴史公園)/C都立殿ヶ谷戸庭園/D滄浪泉園/E都立府中の森公園/F小金井市立はけの森美術館・美術の森/G都立多磨霊園/H都立武蔵野公園/I都立野川公園/J都立武蔵野の森公園/K三鷹市大沢の里水車経営農家・古民家/L都立神代植物公園/M深大寺/N調布市武者小路実篤記念館・公園/O都立井の頭恩賜公園/P三鷹市山本有三記念館・公園/Q武蔵野プレイス/R浴恩館公園(小金井市文化財センター)/S都立小金井公園/T江戸東京たてもの園
https://chuosuki.jp/event2/morinochizu/
自分もいつも散歩する野川公園でもらいました。展示室にスタンプラリー台紙が用意されており、結構目立つ形でスタンプラリーが実施されているのがわかるようになっています。
景品も用意されており「リアル」「デジタル」それぞれで景品が異なります。
- リアルスタンプ5個:オリジナル缶バッジ
- デジタルスタンプ5個:オリジナルスマホ壁紙
- リアルスタンプ10個:達成証書+抽選で10名に2000円相当の地域物産品セット
- デジタルスタンプ10個:デジタル達成証書+抽選で10名に2000円相当の地域物産品セット
- デジタルスタンプ30個:オリジナルクラフトビール『ぽっぽやエール』1本+手ぬぐい(抽選で10名)
- デジタルスタンプ40個:京王高尾山温泉極楽湯特別招待券(抽選で5組10名)
- デジタルスタンプ50個:『日本ホテル共通利用券』(抽選で1名)
この中で注目なのは「リアル」の方でもらえる缶バッジと、「デジタル」で30ヶ所以上のスタンプを集めて参加できる豪華賞品への抽選でしょうか。
やはり参加賞的なものがモノで残るのはこうしたイベントに参加した思い出としても残るので嬉しい内容です。
期間は12月3日までと規模の割に短いですが、エリアが限られているために全てのスタンプを押すのにそこまでの労力はかからないでしょうか。
ただし複数の施設、特にリアルスタンプが設置してある施設では入館料がかかるところもあるためその点は注意が必要です。気軽に参加できる一方で意外と出費がかさむ仕組みになっています。
またデジタルスタンプのチェックインは結構目的地に近づかないとスタンプが反映されず、「都立公園150周年」のスタンプラリーと比べて位置情報の判定がシビアです。
そのため有料スポットに入館せずにスタンプを押す、という形で費用を節約できない場合があるためその点にも注意が必要です。
以下では実際にこのスタンプラリーに参加して各スポットを回ってみた様子を随時更新していこうと思います。
付随している写真はスタンプラリー時のものもありますが、一部公園なんかの写真はブログの容量節約のため別の季節に撮った写真を使っているのでそこはご容赦ください。
1:野川公園
リアル&デジタル対応
スタンプラリーの始点はなんとなくこちらから。
広い芝生のエリアと、綺麗な川が流れる非常に気持ちの良い環境が揃っているのが野川公園。
この秋から冬にかけては開放感のある芝生の公園を映える青空を眺めながら散歩することができますし、多様な樹木があるためそちらの紅葉の様子を楽しみながらも歩けます。
また野川の水も秋から冬にかけては綺麗な状態になっていることが多いので、そのすぐそばを歩くのも気持ちがよいです。
今回のスタンプラリーのためだけでなく、散歩自体をしっかり楽しんでもらいたい魅力あふれる公園で、個人的にもとても好きな公園です。
リアル&デジタルのスタンプは管理事務所の展示室にあります。
2:はけの森美術館
リアル&デジタル
野川公園近くでリアルスタンプを手に入れられるのがこちらのスポット。
割と小さめの美術館で、2階建ての小規模な構成で各種展示が行われている施設です。
こちらの1階入り口そばのところにリアルスタンプが置かれています。
入館料は500円。同一の展示物であれば展示期間中は1度チケットを買えば再入場することができます。
一応スタンプだけをもらうこともできると思うけど…施設に足を踏み入れるのであれば入館料は払っておきましょう。
3:武蔵野公園
リアル&デジタル対応
野川公園の隣にあるのが武蔵野公園です。
ここは野川沿いを歩ける他、多種多様な樹木が育成されており色んな季節で楽しめるものになっています。
こちらも野川公園同様じっくりと歩いてその気持ちよさを味わってほしい素晴らしい公園の一つと言えます。
秋は特に落ち葉と野川のコントラスト的なところが映えるスポットになるので、そちらを見てもらえたらと思います。
4:三鷹市大沢の里 水車経営農家・古民家
リアル&デジタル対応
野川公園から野川沿いに下ると、また新たなリアルスタンプに対応した大沢の里へと行くことができます。
こちらは入館料200円で水車小屋と川の対岸にある古民家を見学することができます。
かなり巨大な商業水車が保存されており、その迫力は想像以上のものがあります。
残念なことに23年中はもう一つ見学できるエリアであるはずの古い茅葺屋根の母屋が耐震工事のため見れないため、このスタンプラリー期間中は水車小屋と古民家しか見ることができません。
土日は解説員さんが常住しているようで、見学者にはもれなく水車小屋の解説をしてくれます。
5:国立天文台
デジタル対応
自転車で野川周辺を周った後に行ったのがこちらの国立天文台です。
こちらではデジタルスタンプのみではありますが入手することができます。
見学にはその場で記載申請が必要なものの、無料で中に入ることができます。
施設内は広いため若干体力が必要です。スタンプだけなら入り口で入手できますが、どうせなら巨大な天体望遠鏡を見ていきましょう。
6:JAXA調布航空宇宙センター
デジタル対応
今回は施設がお休みのタイミングで行ってしまったため入り口でスタンプを獲得するだけになってしまいました。
平日のみの運営となっているため、土日中心で活動をしていこうと施設で遊べないことになってしまうので注意してください。
場所もここだけかなり孤立した場所にあるので、50ヶ所全てを周るつもりでなければ外してもいいかもしれません。
7:野草園
デジタル対応
若干辺鄙なところにあるのがこちらの野草園。場所的に徒歩は厳しく、自転車でないと厳しいところがあります。
ここもJAXA同様に行った時には閉園していました。
そもそも11月以降は常時閉園となってしまうため、スタンプラリー期間の間に見学できるのはわずかというあまり企画趣旨とかみ合わないものになってしまっています。
もしも行く場合にはレンタルサイクル必須のスポットです。
8:調布のやさい畑
デジタル対応
名前を見た時に普通の畑をイメージしたのですが、実際にその場へ向かってみるといわゆる「直売所」でした。
公園や自然に溢れたエリアを周るスタンプラリーという勝手なイメージを持っていましたが、こうしたお店もデジタル側のスタンプラリーには登場してくるようです。
結構盛況でご近所の方からは支持されている様子が見られます。
9:神代植物公園
リアル&デジタル対応
野川沿いからリアルスタンプを優先して手に入れたい場合にはこちらに来ることになるでしょう。
隣接する深大寺と共にリアルスタンプが用意されています。
入園料は400円と決して安くはないですが、その分広い空間で静かな環境で過ごせるため魅力的な公園です。
スタンプ場所は深大寺側には無いため、深大寺と一緒にスタンプを押したいと思ってもそこそこ歩かされるので体力は残しておきたいところです。
10:深大寺
リアル&デジタル対応
狭いエリアでお寺とお蕎麦と水辺の気持ちよさが楽しめるのがこちらの深大寺です。
スタンプラリー目的だけでなく多様な楽しみ方があるためにここに来るならばある程度時間を取りたいところです。
深大寺周辺には別の都立公園スタンプラリーのスポットがあり、そちらも自然豊かな場所となっているので余裕があれば訪ねておきたいところです。
お蕎麦屋さんは土日は大混雑。特に人気の「湧水」は午後3時頃になっても行列が無くならないために食事込みで考えている場合には余裕を持っていく必要があります。
ここまででデジタルスタンプスポットは10個達成となります。ここにJRか京王線の駅のスタンプを1つ加えることで10個達成時の景品であるデジタル証書をもらえます。
またリアルスタンプも5個以上集まるため、この時点でも参加賞の缶バッジを貰うことができます。入園料がかかるものが多いため出費は重なりますが、一つのルートとして確認してもらえればと思います。
自分は自転車でまわりましたが、今回のスタンプラリーではレンタルサイクル「Hello CYCLING」の使用を推奨しており、そちらであれば電動自転車なのでもっと簡単にこれらのスポットを周ることができるかと思われます。そのため近所でない人でもどこからの駅からスタートしてもある程度短い時間で複数のスポットを周ることができるはずです。
11:滄浪泉園
リアル&デジタル対応
ここから15番までは同じ日にまわれるスポットとして紹介します。
滄浪泉園は武蔵小金井駅から少し離れたところになる庭園で、小さいながらも起伏に富んで小池や湧水、そして時期によっては紅葉といったところが楽しめるスポットです。
今回行ったときはまだ見ごろにはなっていませんでしたが、11月頃にはカエデやモミジの葉が色づくかと思うのでそのタイミングに訪ねられれば景色も素晴らしいものになるでしょう。
入園料は100円で他のリアルスタンプ設置場所よりも安い感じなので低予算で巡りたい人はリアルスタンプ獲得スポットの候補に入ってくる感じでしょうか。
12:わくわく都民農園小金井
デジタル対応
調布のやさい畑に似たテイストのスタンプポイント。
市民農園にレストランと直売所が併設された施設になっています。
すぐそばで採れた野菜を使った食事が楽しめるらしいので、もしお昼時のよい時間帯に訪れたならばこちらで昼食なんかを取るといいでしょう。
13:浴恩館公園
リアル&デジタル対応
小金井公園へ向かう際に一緒に訪ねやすい公園がこちら。
木々が多くあまり日の入らない公園で、結構明るい公園が多い武蔵野地域ではちょっと変わった雰囲気があります。
公園内の小金井市民文化センター内にスタンプがあるわけですが、この市民文化センターは見学施設としてもの楽しいので軽く見て回るといいでしょう。
古い展示資料の他にも昔の建物を再現した別館なんかが用意されており、無料で見て回る施設としては色々と刺激を受けられるものになっています。
14:小金井公園
リアル&デジタル対応
もはや説明不要な多摩地域屈指の公園である小金井公園。
桜の季節がやはり圧巻ではありますが、それ以外の季節も豊富な草木と各種アスレチックなどで1年を通して楽しめる公園です。
飲食施設なども充実しており、一部の混雑期を除けばストレスなく過ごせる気持ちの良さがあります。
15:江戸東京たてもの園
リアル&デジタル対応
小金井公園内にある有料エリアにもスタンプが設置されています。
古い建物や街並みといったものを再現しているエリアで、公式キャラクターはジブリの宮崎駿。
400円と入館料は高いものの、その価値を感じられる歴史を感じる建造物の数々を見学することができます。
この園内にも飲食店が複数あり、個人的には冷たいうどんを食べるのが歩いて汗をかいた身には気持ちよく感じます。
一応入館料を払わなくてもスタンプは押せますが・・・やっぱり中に入って色々と見学はしてみてもらいたい施設です。
上記で15ヶ所のデジタルスタンプと、10ヶ所のリアルスタンプを手に入れることができました。
これによりリアルの缶バッジ報酬は確定させることができました。
その後、Hello CYCLINGと電車での移動をうまく活用しながら、残りのリアル10ヶ所とデジタル全50ヶ所の制覇を完了しました。
日数として全体で6日ほどかかりましたが、色々な中央線・京王線沿線の公園やスポットを巡れた点は楽しかったです。またシェアサイクルの利便性の高さを知ることもでき、特に今回のスタンプラリースポット周りはレンタル拠点が多く便利に使えることもわかったのは収穫です。
色々と周りましたが、武蔵野プレイスのような図書館と連動した市民スペース的な空間は非常に羨ましい存在で、このためだけに武蔵境に引っ越したくなる魅力を感じました。
自分の家の近所にもこうした拠点が出来ればいいのですが・・・。
いくつか都立公園のスタンプラリーと被ってしまっているところはありますが、新たなスポットを知ることができる上、そこに至るまでにまた新たな街並みを知ることが出来たために参加してよかったと思わされるイベントでした。
次回も参加はしたいですが、半分以上はスタンプスポットが刷新されることを期待したいところです。